S2機関

S2(エスツー)とはスーパーソレノイドの略称。名前だけで解釈すれば、スーパー3次元コイルといったところか。
スーパーソレノイドとは、遺伝子の二重螺旋構造を形成するDNA分子の集合体を指す言葉だそうだ。

S2機関は使徒の動力源である。永久機関であり、使徒は体内にこれを持っているということ。
エヴァに搭載することにより、外部からの電源供給がいらなくなる。つまり、無限に稼働できる。

セカンドインパクト以前から、葛城ミサトの父親、葛城博士がその理論を提唱していた。葛城博士はスーパーソレノイドの構造から無尽蔵のエネルギーを引き出せると考えた。

企画書案では陽電子機関と称されていた。その内容は、電子と陽電子を対生成し、対消滅させ、エネルギーを発生させるという理論だったが、世間には受け入れられなかった。

第1使徒アダムが発見されたことにより、実在が初めて確認された。
葛城博士が提唱していたものは、使徒のもつS2機関そのものを暗示していたわけではなく、たまたま同じ理屈を提唱していたということだろう。

葛城博士が提唱したものがどういうものであったかはわからないが、使徒の持つS2機関は、機関とは言っても、生きた細胞でできている(人間とほぼ同じDNAなのだから)。

S2機関=永久機関=生命の実である。ということは、人類が持っていない部分ということか(人類は知恵の実を持っている)。

殲滅した第4使徒の残骸から入手したS2機関はドイツ支部にて修復された。
そののち、米国ネルフ第2支部において、エヴァ4号機へ搭載する実験が行なわた。
しかしその実験中、原因不明の事故により4号機は半径89キロ以内の関連施設とともに消失してしまう。ディラックの海に飲み込まれたといわれる。

この失敗を元に研究は続き、ついに実用化された。
そして旧劇場版第25話で、エヴァ量産型(エヴァシリーズ)に搭載されることになる。

一方で、TV版第拾九話で、エヴァ初号機は、第14使徒・ゼルエルの死体を捕食し、直接S2機関を体内に取り込んでいる。
これによりエヴァ最大の弱点である活動限界を克服した。これはゼーレのシナリオ(死海文書または裏死海文書?)にはない想定外の事態であった。

使徒の持つS2機関は、永久の動力をもたらすと同時に、細胞再生系細胞群の自死機構を制御しているとも考えられる。
つまり、自ら死に、新しい生命体へと進化することができるのである。